業界紙 「ラベル新聞・2月15日号」に掲載 印刷機械や包装機械などの取り付け用スプライサーの製造販売からメンテナンスまでを行うイソワ・フーパースイフト(愛知県春日井市西屋町、磯輪保之社長)はこのほど、今年からラベル業界に本格参入すると発表した。 同社は昨年6月1日に、米国のスプライサー・リワインダーメーカー、CTC社と技術提携を行っており、今後はラベル印刷向けの小型オートスプライサーやリワインダーの国内生産を行い、販売やメンテナンスまでを手掛けていく。また、カス上げ装置についても、欧米で普及しているバキュームタイプからノンストップのカス上げ用リワインダーまでをラインアップ。このほかにもラベルコンバーティングの省力化と自動化を推進する各種機器を揃え、製造販売とメンテナンス業務を行っていく。 同社は、総合段ボールメーカー大手ISOWAの100%子会社。これまでに、オフセット印刷機やフォーム印刷機、包装機械、段ボール向けのオートスプライサーやリワインダーを手掛けてきた。特に大手スプライサーメーカー、バトラー社(米国)との技術提携により、すでに2000台以上のスプライサーを国内に販売している。今回は、こうした実績がCTC社に評価され、CTC社自身初となる技術提携をイソワと交わすこととなった。 同社が製造するラベル印刷向けの小型スプライサーは、既存のラベル印刷機への後付けが可能で、顧客ごとの詳細なニーズにも柔軟に対応できるようになっている。同社取締役、磯輪高志氏は、「オートスプライサー・リワインダーは、ラベルコンバーティングの省力化が実現できるという利点だけでなく、厳しい環境にあるラベル印刷業界において、同装置を導入することで、損紙を大幅に減らすことができ、生産部門は目に見えて大幅な低コスト化が実現できる。また、輸入販売ではなく、当社で再設計して製造するため、導入コストも抑えられるだけでなく、輸入機器の不安材料となるメンテナンスや部品供給も万全な体制を取れる。すでにラベル印刷向けのスプライサー・リワインダーの引き合いを頂いており、今後は、ラベル業界に対して積極的なPRを図っていきたい」と話している。 なお、同社への問い合わせは、(*0568・33・6010 用)